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2)アートワークに関して

クリエイターの仕事は、知的所有権に密接に関係しているので、さまざまな事例に遭遇します。少しでも参考になればと、このコーナーを作りましたが、夢之介は法律の専門家ではありませんので、ここでの事例はあくまで参考として見てください。
問題が起きた時は、弁護士や弁理士に相談することをお勧めします。

アートワーク大
少→
少少→
←多多 ←多

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001

パソコンやスキャナーを持っていないと登録できないのですか?
作品の登録はデジタルデータでとありますが、それ以外では駄目なのですか。
パソコンを持っていないのですが、どうしたらよろしいのでしょう。

原稿やポジフィルムでも、条件によってはお受けすることは可能です。

条件とは、EPSONのスキャナーで取り込むことができるものと言うことになります。
原稿の場合はA3サイズ(297×420mm)以内で、原稿台にのせても剥離したり壊れたりしないものであること、ポジフィルムの場合は、4×5判以下のサイズで35mm以上のフイルムであることが基本条件です。
作品登録の場合に限り、1点¥500でお受けしていますが、スキャンを目的としたものや、上記条件に入らない場合は、お受けできませんので、プレゼンハウス・トゥーなど専門店をご紹介させていただきます。

ポジフィルムでの撮影の場合、スケジュールが合えば会員のカメラマンのご紹介もいたしますが、価格に関しては会員同士でご相談ください。

   
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002

登録する作品のデータのフォーマットはあるのですか?
Illustratorで作品を作っています。データはそのままでよろしいのですか?
デジカメで作品を撮ったのですが、そのままのデータで登録したいのですが。

作品の登録データはPhotoshop形式が標準です。

PCT、TIFFのフォーマットでも問題はありませんが、出来るだけPhotoshop形式でお願いします。他の形式でも開くことは出来るのですが、データベースがその形式なので、それ以外は変換しなければなりません。
Illustrator等他のソフトからの変換では、色やフォントの管理も出来ませんので、変換後の内容に責任が持てないこともあります。
また、PhotoshopでもEPS形式は重くなるだけなので使わないでください。

デジカメはJPEGが多いので、加工しないでそのまま展示する時はそれでもかまいませんが、加工された時はJPEGの圧縮は不可逆形式なので、画質が悪化するためあまりお勧めできません。

データのサイズは、A4(210×297mm)/ 200dpi/相当(10〜11MB前後)が標準です。
デジカメやサイズの小さい作品は、そのままで結構です。
※時々データサイズを上げて来られる方がいらっしゃいますが、これも重くなるだけで効果はありません。

   
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003

RGBとCMYKの使い分けはどうしたらいいのですか?
パソコンを始めたばかりなので、RGBとかCMYKとかよく分かりません。
登録する作品はCMYKでよろしいのでしょうか?

登録する作品はRGBでお願いします。

コンピューターで扱う色はRGBで管理されています。
ギャラリーで展示する作品はインクジェットプリンター(EPSONではピエゾグラフと呼んでいます)で出力しますが、このタイプのプリンターはRGBを基にしているので、その方がきれいにプリントされるからです。

一方、CMYKは「シアン/青」「マゼンダ/赤紫」「イエロー/黄」「ブラック/黒」の4色で印刷する場合に使います。
その場合コンピュータはRGBを「CIE/国際照明委員会」の決めたLab空間の値に置き換え、その値をCMYKに置き換えると言う作業をしており、その時点で表現できない色は切り捨てられます。
なぜ表現できない色があるのかと言えば、RGBは光の加算混合でCMYKはインキの減算混合なので、特に明るく鮮やかな色は再現できないからです。
特に青系統の色はディスプレイの色と印刷の色は大きく食い違うので、印刷の原稿の時は注意してください。
それとRGBは3色の値なので、CMYKよりデータサイズが小さくて済みます。
作品登録データはRGBで、印刷原稿の時はCMYK(場合によってはEPS形式)と考えていただければよろしいかと思います。

   
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004

解像度の意味が良く分からないのですが。
印刷では360dpiで作っています、200dpiではきれいにでるのでしょうか?
ディスプレイできれいに見えたのに、プリントしたらぼけてしまうのは何故でしょうか?

画像データの解像度とプリンターの解像度は意味が違います。

解像度には、入力解像度と出力解像度があります。
画像データの解像度はスキャナーで取り込んだ入力解像度のことです。
インクジェットプリンターや印刷の場合は、出力解像度になります。
インクジェットプリンターの解像度は1440dpiが当たり前になってきましたが、これは白黒の線画の時に問題となる解像度なので、階調のある写真や絵の画像データの場合は、入力解像度が200dpi程度あれば充分なのです。
逆に言えば、これ以上の解像度があっても表現上は変わらないので、データが重くなるだけでメリットはありません。
印刷の場合、180線の印刷なら解像度は約2倍の360dpiが必要とされています。製版出力を行うイメージセッターの出力解像度は2000dpi〜3000dpiなど高解像度なのは、小さな網点を線画として出力しなければならないからで、それをCMYKの4版に分解するには画像の解像度は360dpi程必要なのだということです。

ディスプレイの解像度は、Macでは72dpi、Windowsでは96dpiに設定されていますので、ディスプレイの解像度(画像解像度)できれいに見えても、出力解像度は大きく不足しているため、きれいに出力できないのです。
画像のデータ数が同じでも、解像度を変えるとサイズがかわります
。例えば72dpiで100×100mmのデータなら、解像度を200dpiにすると約35×35mmのサイズになってしまいます。
逆に言えば其のサイズのものを拡大してプリントした状態と同じですので、荒くボケたものになってしまうわけです。

   
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005

PhotoshopとIllustratorの違いと使いわけがよく分かりません。
PCを購入しました。イラストを描くのでIllustratorを購入しようと思っています。
Photshopだけでは駄目なのでしょうか?

イラストや写真の場合、最初はPhotoshopから始めるのが普通です。

Photoshopは、ラスター(点)画像を作るためのソフトです。
点の集合で画像を作っているので、拡大すれば荒くなりますが、写真や階調のある絵を作ったり加工するのに適しています。
また絵や写真をスキャンすれば、そのままデータとして加工したり保存したりすることもできます。
作業がダイレクトに反映され、感覚的に理解しやすいので、初めて扱った方でもある程度使いこなすことが出来るのがこのソフトの特徴でしょう。
文字を使ったレイアウトなどを考えない場合は、Photoshopだけでも問題は無いと思います。

一方、Illustratorと言うソフトは、ベクター(線)画像を作るためのものです。
計算で線を書き出すので、いくら拡大しても荒くなることはありません。
文字を扱ったり、版下を作るのに適したソフトと考えることもできるでしょう。
またllustratorでは、スキャンしたデータは、そのままベジェ曲線などのベクターに置き換えることはできませんが、最近のバージョンでは、ラスター画像も扱えたり、細かいグラデーションなども可能なため、それを活かした作品を作ることも昔より楽に出来るようになってきました。

   
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006

MacとWindowsのどちらが良いのでしょうか?
パソコンを買おうと思うのですが、何を買ったらいいのかよく分かりません。
Windowsでは、絵やデザインでは不利だと聞きましたが、本当ですか?

印刷を前提にした作品ならMac、インターネット中心ならWindowsが良いと思います。

商業印刷の分野は、Macのシステムを中心に発展してきましたので、最近はWindowsでも対応できるようになっては来ましたが、色再現の技術は、まだまだMacの方が優れています。
画像以外ではWindowsの方が普及しているので、ソフトやハードの種類も多く価格も安いため、色数が限定されているインターネット環境での仕事が中心の方ならWindowsの方が有利でしょう。
3Dやアニメーションなどの場合も、ハードの価格が安いWindowsの方が有利になってきましたが、仕事でなければMacの方が使いやすいようです。
今では同じアプリケーションなら、基本的にOSはあまり気にしなくても良くなりつつあります。OSそのものも次第に垣根が無くなってきているので、将来的にはインターフェイスのデザインの差になるのではないでしょうか。

   
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007

手描きではなくパソコンで絵を描いた方がいいのですか?
パソコンを導入したいのですが、手描きのように描けるものでしょうか?
タブレットにしたけど、上手く描けません。どうしたら良いでしょう。

無理をしてまで、パソコンで絵を描く必要はありません。

パソコンは道具なので、必要なところだけ使うと言うのが正しい使い方です。
筆だけで描くのも、エアブラシで描くのも、鉛筆やコンテで描くのも、それぞれの作家が自分に合ったものを選んでいるはずですが、パソコンもそうした画材のひとつなので、自分に合わないのに無理して使うのはどうなのでしょうか。
無理をせず、今まで通り手描きで作品を描いて、スキャナーで取り込み、汚れ等を修正し、指定されたデータ形式に変換できれば、それで充分でしょう。
今後は入稿もインターネットで納品する時代になるので、ファックスが使える程度にパソコンが使えるようになれば、それ以上は無理をすることはないと思います。

   
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008

何故、デジタルデータでないと駄目なのですか?
作品を手描きで作るのなら、デジタルデータにこだわる必要はないのでは?
デジタルデータだと、何かメリットがあるのでしょうか。

作品がデジタルデータの形で「商品化」されるからです。

click!networkがデジタルデータを対象にしているのは、どのような作品でも今の時代はそれを使うとき、デジタルデータの形になるから、クリエイターも自分の作品をベストな形で使ってもらえるように、そのための知識だけは必要だと考えているからです。
印刷を知らないクリエイターより、知っている人の方が失敗は少ないし、仕事を頼みやすいですね。
今では印刷もWebでの仕事もデジタルデータを前提にしているので、知らないと失敗もあるし、仕事の依頼も難しくなります。
印刷の時は相手がプロでしたが、今は誰でも出来る部分が広がった分、プロは少なくなったため、その分野の知識もクリエイター側に求められるようになっているのです。

   
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009

Photoshop形式の画像は、インターネットでは使えないのですか?
インターネットで使える画像フォーマットを教えてください。
iインターネットのイラストなのでGIFで指定されました。RGBでは駄目なのでしょうか?

インターネットでは、GIF、JPEG、PNGと言った形式以外は使えません。

Photoshop形式というのは、ソフト独自の保存形式です。
さまざまなPhotoshopの機能が付加された、データとしては重いものなので、通信を前提としたインターネットには、採用されませんでした。
また特定のソフトがないと表示出来ないものは、プラグインなどでブラウザーが対応していない限り、使うことはできません。
いずれにしても通信環境では、データのサイズが小さく軽いものでなければ扱えなかったので、初期のブラウザーでは256色の
GIF、画像を圧縮したJPEGに対応していましたが、PNGは比較的新しい形式なので、ブラウザーのバージョンによっては、対応していないものもあります。

GIF形式での納品を指定されたのなら、RGBで作成した画像データを最大256色のカラーパレットに変換しなくてはなりません。
Photoshopの場合は、「イメージ」→「モード」→「インデックスカラー」を選び「パレット」で「Web」を選べば、とりあえずMacでもWindowsでも同じに見えるデータができます。(MacとWindowsでは同じ256色でも違う色があり共通しているものだけをWebという名前でまとめてあるのです)
後は「CompuServeGIF」を選択して保存します。変換をしなくても、「別名で保存」→「CompuServeGIF」を選択すると変換のダイアログがでてきますので、同じように変換することが可能です。
ただ、これでは必ずしもきれいなものになりません。RGBからの変換は、Photoshopの5.5以上なら付属についているImageReadyを使うと、詳細を確認しながら行うことができます。

   
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作品の登録をインターネットで行うことができるのでしょうか?
iギャラリーから遠いので、インターネットでの登録方法を教えてください。
i作品はどのくらいのサイズで登録したら良いのでしょうか?

2003年2月24日から、下記要領で作品登録を行うことができるようになりました。

click!networkの会員は、専用ページ【click!net会員の広場】から【作品登録】のページを開き、作品を1点ずつ登録することができます。※会員以外はご利用いただけません。

登録できる作品のデータは、JPEG形式で1Mb前後(1.5Mbが限度)となっています。
200dpiでA4サイズ(210×297mm/1654×2339pixels)程度の画像は約10〜11Mbのデータサイズになりますが、Photoshop等でJPEG形式(普通/5程度)で保存すれば、1〜1.5Mb程度に収まりますので、これを目途にデータをまとめてください。
作品はBe.Too店頭で、はがき等にプリントして販売もしているので、最小サイズは200dpiではがきサイズ(100×140mm/790×1100pixels程度)を目安にしてください。
但し、Illustrator形式(拡張子.ai)やPhotoshop形式(拡張子.psd)でも、1.5Mb以内であれば受付いたします。
それ以外のファイル形式に関しましては、click@nt-works.co.jpまでご相談ください。

作品の登録は、1回につき1作品ずつ送る形になっています。
作品名、サイズ、技法等の記入をし、画像ファイルを選択して【送信】ボタンを押せばファイルを送り出します。
送信時間は接続環境によって大きく異なります。ISNでは1〜2分ほど、ADSLでも送信は速度が速くないので、しばらく時間がかかりますが、フリーズしているわけではありません。
数点の作品を送る場合は、ひとつが送られた後、確認ページからブラウザーの戻るボタンを押して登録ページに戻って続けると、必要項目の書き換えだけで済むので便利です。