2008年は世界中で様々な歪みが現れた年だったように思われます。
世界的な不況と、先の見えない対立が続いています。
20世紀に夢見た21世紀は、何処を彷徨っているのでしょうか?
未来を見つめるために、何が大切かを知るために、どうやら私たちは過去から学ぶことがあるようです。
エコロジーと言う言葉も、昔は「もったいない」と言う一言で日常の中で実践されていたこと、特別なことではありませんでした。
文化は、その土地の気候と人間との戦いと共存のバランスなのだと思います。
そのバランスをとるための知恵が、人間の精神なのではないでしょうか。
バランスを忘れ、土地や気候を超えた文明を求めることで、人間は環境を破壊してきたのでしょう。
今の地球の人口と、エネルギーを浪費する文明の行き着く先は、誰でも考えれば見えるはずなのに、人の知恵と言うものの何と危ういものなのでしょうか。
私たちが普段食している食物は、先祖からの英知が込められています。
ただ、土地と気候が違えば、それが必ずしも正しい英知であるかは、定かではありません。
味噌や納豆などの発酵食品は、照葉樹林帯では正しい選択ですが、場所や気候、生産手段が違えば、チーズなどの乳製品に置きかわっています。
それらのバラエティを楽しむことができる、現代文明も何処かでそのバランスを計らなければなりません。
そのためにも、やはり過去の文化をしっかりと継承する必要があるのではないでしょうか。
まず、自分の身の回りから、そして地域へ地方へ国へと文化を辿ること。
己を知ること。
それは、自らの限界を知ることでもあります。
でも、限界を知ることが、自分の道の限界ではありません。
それは、あくまで出発点であり、自分の限界は人と力を合わせることで乗り越えて行くものだと思います。
これからは、特に若い人たちが、自分の起点を知り、大きな夢を描いて未来を創って行くことに期待しましょう。
先人達の夢を継承し、21世紀が歴史に良い形で残されることを期待しましょう。
そうなれば、今の世界は、どう語られるのでしょうか。
そんな時代もあった。
明るく語られると良いですね。
今年が、その起点となる年でありますように。
2009年01月01日