美術茶論

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ライブギャラリーBe.Too
第99回ベスト10発表

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2005年08月22日〜09月11日

ぺっこり夢 2005/08/22〜2005/09/11投票順位 

順位
作品ナンバー
作品名
会員名
レイティング
展示数
選出数
1
0199-0026-46
 ぼく雷庵よろしく
 蕭 雪華
9.7
6
5
2
0299-0030-11
 ツーショット  開楽 智治
8.9
8
5
3
0099-0002-150
 顔のある風景 おいしくるっと!  佐藤 隆俊
8.8
13
5
4
0099-0027-13
 アクアールドシリーズ Picnic  TAKA
7.5
2
2
5
0199-0006-36
 真夏の夜の夢  Giorgio de Cama 
7.4
1
1
6
0099-0033-01
 竜の子たろう  はっとり みどり
7.3
16
10
7
0099-0009-100
 お〜い  日南田 淳子
7.2
1
1
8
0299-0001-15
 フモフモさん モフモフ遊び  ATELIER TOYOKO
7.1
11
5
9
0299-0070-02
 海の見える部屋  タカホシ
7.0
1
1
10
0099-0009-83
 いつもの木  日南田 淳子
6.9
18
6

●○全体の動向○●


入れ替えが選挙と重なって、テレビは選挙一色でした。
トトロの杜近辺は、あまりにも田舎のせいか、それほど宣伝カーはこなかったけど、投票所は初めて経験するぐらい車が列を作り、今回の選挙への関心の深さが感じられました。
同じ投票でもBe.Tooの投票とは規模も違うので、その成り行き自体がドラマになります。
劇場型選挙と言われたほどですから、公示期間前から選挙速報までエンターティメントしていました。
こちらの投票では、投票箱に相当するサーバの数も少ないけど、人も少ないので結構たいへんです。
最近ではなくなりましたが、ごくたまにデータの回収のタイミングが合わなかったり、アップ用のサーバの調子が悪かったり、いろいろな事がありました。
それでも気がつけば、今回の入れ替えで展示回数も100回の大台に乗りました。

1999年の11月からですから、もうすぐまる6年になります。
今年は5周年でBe.Too展を考えていましたが、幹事会員も忙しく、無理ををするより来年しっかりやろうと言うことになりました。
会員のボランティアによる運営も、特定の会員だけに負荷がかかってしまうので、無理をして続かなくなるよりも、長く続けることの方が大切です。
とは言え、選挙の公約ではありませんが、出来なかった課題が多い。
時間がかかっても、しっかり取り組んでいかなければ...。

今回は夏休みも終わり、少しネットも落ち着いてきたようですが、投票
の男女比は2:5と、ほぼ前回と同じ水準で続いています。
ベスト10へ新しく選ばれた作品は3点。
はっとりさんの「竜の子たろう」がゼネラルイメージにノミネートされました。


●○個別作品の印象○●

ベスト10も大きな変動は少なくなってきました。そこで前回からベスト10に入らなかった作品や、
展示は残らなかったけど、記憶に残った作品を「SHINJO作品」として紹介することにしました。 


サポーターのコメント:女性<
●少女 ●青年 ●成年 ●熟年 >: 男性< ◆少年 ◆青年 ◆成年 ◆熟年

1位
蕭さんの「ぼく雷庵よろしく」が1位となりました。
ネコ派が多いBe.Tooの中で、イヌ派初の快挙になります

と言っても、蕭さんはイヌしか描かないわけではありません。猫から鳥まで、人間の生活の中で暮らしている動物たちを描いています。
これからも可愛い動物たちが登場することでしょう。
●手がかわいいと思います
2位
開楽さんのツーショット」が2位となりました。
開楽さんの世界は、投票とかベスト10とは関係なく、そこに「在り」続けているようです。

イラストレーションと言うより絵画に近い。それだけにデザインの世界では限定されるのかも知れません。
●謎

3位
佐藤さんの「顔のある風景 おいしくるっと!」は、今回は3位でした。
メカが得意と言う佐藤さんですが、最近は人物にも力を入れ始めているようです

10月2日のワークショップでは、ポートレートがテーマとのこと。
今後の作品に注目したいところです。

4位
TAKAさんの「アクアールドシリーズ Picnic」が、初登場から連続して4位となりました。
「アクアールド」は海の中とは言え、夏だけのイメージではありません

海の中にも四季があり、年中行事は共通したものもあるそうです。
早く「アクアールド」観光が始まって欲しいですね。

5位
Giorgioさんの「真夏の夜の夢」が、初登場で5位となりました。「はかない季節」も11位と健闘しています。
長いと言われた作品の制作期間も、次第に早くなってきており、カリグラフィーの歳時記ものを含めると、目標としているニャーミィにかなり近づいてきました。
熱烈なサポーターが何処まで広がるか、今年の後半も攻めの姿勢で続けるそうです。

●がんばれ!

6位
はっとりんの「竜の子たろう」が6位になって、ゼネラルイメージにノミネートされました。
次の展示には、竜の子の続きが間に合いそうなので、サポーターの方には楽しみが増えると思います

早く見てみたいですね。
●どんな物語なのでしょう。

7位
日南田さんの「お〜い」が、初登場で7位でした。
この作品では、今までの粘土表現に加え、水の表現が豊かになりました

竜の子たろうのように、カメラの撮影を考え、効果をあげています。
これからも、ちょろぴの歩みは止まることがなさそうです。
●ちょろぴファンです。この立ち姿がたまらなくかわいい!

8位
ATELIER TOYOKOさんの「フモフモさん モフモフ遊び」が、今回は8位となりました。
9月5日からは、フモフモさんの携帯サイトがDOCOMOで始まり、11月にはKDDIでも始まります。
携帯アドレス http://wpp.jp/fumo/ (PCからは見ることができません/おかげで携帯買いました)
前から言われていた公式サイトも、10月頃には立ち上がりそうなので、これから年末にかけて大いに世間を湧かせるのではないでしょうか。
●楽しそうなところがたまらなくいいです。
9位
タカホシさんの「海の見える部屋」が初登場で9位となりました。
この作品は、一見すると3Dソフトで描かれたように見えますが、Photshopで描かれたものです。
少し硬い感じがするものの、場の空気や風を感じさせるのは、確かなイメージが作者にあるから、見えないものを表現できるのでしょう。

女性層が中心に、年齢層の高い男性層まで幅のある支持層が感じられます。
●心地良い風が吹いてくるような雰囲気がとても素敵です。
●とても素敵です!
この絵とっても気にいりました こんなお部屋に住んでみたいな♪

10位
日南田さんの「いつもの木」が、今回は10位でした。
作品としては、決して華やかなものではありませんが、ちょろぴのキャラクターやストーリーを知っているサポーターにとっては、心を揺さぶられる作品です。
無力に見える弱い存在でも、前へ進もうと言う意志さえあれば、希望は続く。

ちょろぴに託した作者のメッセージが伝わってくるようです。

11〜20位

11位「はかない季節」Giorgioさん:--桜は散り際が良いのか?花の命はけっこう長いそうですが。
12位「 お馬さんにのって」なおねこさん:--マイペースでがんばっています。
13位「梅雨」繭さん:--台風シーズンには雨も表情が違います。
14位「アタシノ宝物 〜昔飼ってたポチの骨〜」adrenalineさん:--少し伸び悩んでいます。
15位「モグラファミリー」入山さん:--少し涼しくなってきました。これからですね。
◆たった一枚の作品を見ているだけで、自分なりのストーリーを、自然と思い浮かべることが出来る。 作品で終始させないで、鑑賞者の想像力も刺激させてくれる1枚です。 モグラの家族が可愛いです☆
16位「HANA-2 風に舞う」北野さん:--秋の風は気ままのようです。
17位「ぞうさん 〜あたたかな場所〜」nakさん:--そろそろ温もりが恋しい季節が近づいてきました。
●こころがやすまりますね。
18位:「虫捕り」荒木さん:--夏休みが終わり、そろそろ虫たちも冬の準備のようですね。
●捕獲しても、きっとニャーミィ達は観察した後に逃がしてあげる気がします。
19位「ちょっと小太り潤くん」蕭さん:--それほど太っているようには思えないのですが..。←危険信号?
20位「芽ばえ」望月さん:--なかなか花が開きませんが、頑張ってください。


応援メッセージ
20位までに入らなかった作品への書き込み紹介です
27位「川で昼寝」日南田さん
●川でお昼ね・・というのは、した事もないし思いもよらない事ですが、きっと気持ちいいだろうなーっていうのが、ちょろぴーの表情で確信できる。

SHINJO作品23
記録より記憶に残る〜新庄の言葉から〜心情的作品紹介
0199-0021-77「木陰」の荒木さんは、ニャーミィの日常を描き続けています。
ニャーミィの世界は、今の日本では忘れられたり、失われようとしている心の故郷に続いています。
木陰」は「夏の午後」に続く、無垢な子供の寝姿の作品です。これは男の人にも理解できる愛おしさ故に、男性層の支持も受けやすいイメージと言えるでしょう。
起きているニャーミィは、少女特有の少しおすまししたイメージがありますが、これもまた男の人には分からない、女性にとっての大切な思い出ではないでしょうか。
虫捕り」のような季節毎の子どもたちの世界は、季節が変わると消えて行く形になりますが、次々と季節に対応した現在形を続けているところに荒木さんの意志と強さが輝いています。
ニャーミィシリーズは、一つの作品ではなく、シリーズとしてサポーターの支持を集め、ゼネラルイメージに選ばれました。
ただ、ひとつひとつの作品は、記録ではなく心に残ると言う意味では、まさにSHINJO作品と言うことができるでしょう。
ニャーミィが心の中の少女時代を素直に生き続ける限り、もしかしたら、「赤毛のアン」のように、その世界は広く長く、支持を集めるようになるかも知れません。
その日を目指して、がんばれニャーミィ!


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